化学療法

南大阪病院の化学療法について

がん治療の重要な柱である化学療法について説明させて頂きます。

がん化学療法はすべて当院の化学療法委員会で承認された治療法(レジメン)の中から最も適切と思われるものを医師が患者さんと相談し決定しております。身長・体重、検査値に応じて実施予定し、薬剤師が用量監査等を行います。

施行当日は医師が採血結果や体調を確認したのち、抗がん剤治療を決定します。薬剤師は無菌調製室内の安全キャビネットで無菌的に点滴の調製を行っています。

外来治療室

外来治療室は通院の方に抗がん剤を中心とした化学療法の点滴治療を受けて頂く部屋です。場所は本館3階の放射線科受付横にあり月曜日から金曜日の週5日開設しています。部屋にはベッドが6床、リクライニングシートが5床あります。テレビも設置されており、リラックスして治療を受けることが出来るよう配慮しています。また、がんについての資料や本、ウィッグの見本などを置いていますので、自分の症状が気になる時にはいつでも手に取り調べることが出来ます。

外来治療室では安全を第一に考え、少しでも安心して化学療法を受けられるように看護師が全力でサポートしております。不安や苦痛を感じられましたら遠慮なくお声かけください。

 

化学療法室①     化学療法室②

【レジメン】

レジメンとは、抗がん剤などの用量やスケジュールなどを定めたもので、がん薬物療法の標準化と医療安全の確保を図っています。

南大阪病院の部位別レジメン紹介(2018.2現在)

部位 レジメン数 主な使用抗がん剤
食道 6 パクリタキセル、ドセタキセル、シスプラチン、5FU
25 パクリタキセル、ドセタキセル、イリノテカン、トラスツズマブ、シスプラチン、ニボルマブ
大腸 42

オキサリプラチン、イリノテカン、5FU、ベバシズマブ、パニツムマブ、セツキシマブ、

ラムシルマブ、アフリベルセプト ベータ

肝・膵 8 ゲムシタビン、シスプラチン
20 パクリタキセル、カルボプラチン、ゲムシタビン、シスプラチン、ペメトレキセド、ニボルマブ
乳 房 28

パクリタキセル、ドセタキセル、5FU、エピルビシン、

シクロフォスファミド、ゲムシタビン、トラスツズマブ、

ペルツズマブ、トラスツズマブ・エムタンシン

泌尿器 12 ゲムシタビン、シスプラチン、ドセタキセル
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