入院患者の転倒・転落発生率、転倒・転落による損傷発生率(レベル2・4以上)
※参考値:日本病院会QIプロジェクト 参加施設の2018年度平均値
指標の定義
□ 転倒・転落発生率
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数
分母:入院延べ患者数
□ 転倒・転落による損傷発生率(レベル2以上)
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数のうち損傷レベル2以上の件数
分母:入院延べ患者数
□ 転倒・転落による損傷発生率(レベル4以上)
分子:医療安全管理室へインシデント・アクシデントレポートが提出された転倒・転落件数のうち損傷レベル4以上の件数
分母:入院延べ患者数
当院の特徴
入院による環境の変化や、リハビリが進んで動ける範囲が広がった時などに、転倒・転落事故は発生しやすいと言われています。参考値と比較すると当院では転倒・転落が多く発生しているように見えますが、これには”転倒する前に防ぐことができた”事例も含まれています。
入院時から、事故を防止するため、患者様一人ひとりの転倒・転落のしやすい程度を評価し対策を立てています。しかし、その甲斐なく、骨折におよぶ事故に至ることもあります。
患者様の高齢化、重症化と入院期間の延長が、転倒・転落の発生に影響していると考えられます。
今後も発生に至らない環境づくりを行い、事故の未然防止と発生後の重症化防止に努めます。